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数学月間SGK通信 [2018.06.19] No.224
<<数学と社会の架け橋=数学月間>>
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正12面体や球面正12面体は,正5角形(あるいは,球面正5角形)の面12枚が囲んでできる立体です.
3枚鏡の組み合わせで万華鏡を作り,正12面体や球面正12面体が見える万華鏡を作りましょう.
正12面体の点群(対称性)を生成元する3枚の鏡に,次のものを選びます.
(Aタイプ)1つの正5角形の面を10個の直角3角形に分割し,
その領域を中心から見込む3角錘が作る万華鏡.
(Bタイプ)1つの正5角形の面を5つの2等辺3角形に分割し,
その領域を中心から見込む3角錘が作る万華鏡.
(A) (B)
作製したそれぞれの万華鏡で見られる映像を対応させて掲載します.
正12面体映像の正5角形の面を比較観察してください.
Aの映像では直角3角形10個が正5角形面を作っていますが,Bの映像では2等辺三角形5個が正5角形の面を作っているのがわかります.
■正12面体および球面正12面体の見える万華鏡(Aタイプ)の作り方
ミラー紙(厚さ0.25mm以上が良い)に次の展開図を描きます.青色の部分を使います(赤線に沿って光の窓を作ります).赤線の円は球面正12面体像が見える窓,赤線の直線は正12面体像が見える窓で,どちらかを選びます.辺OHがつながるように3角錐(鏡面は三角錐の内側)を組み立てます.完成した万華鏡は△KAHから覗きます.