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米国の2019数学祭り

数学月間SGK通信 [2019.06.04] No.269
<<数学と社会の架け橋=数学月間>>
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2019年の国民数学祭(National Math Festival)は,5月4日(日曜日)に
ワシントンDCと40州の科学博物館で実施されました.
数学のなかを旅し,発見し,ゲームをし,コミュニティのなかで数学の無限の力と喜びを祝いました.
数理科学研究所(MSRI),および高等研究所(IAS)と国立数学博物館(MoMath)の共同研究者は,
この日の素晴らしい成功をもたらした皆様の支援と貢献に感謝します.
ソーシャルメディアであなたの写真を私たちと共有してくださいとのメッセージがあります.
楽しい数月祭りの様子の多くの写真が公開され,雰囲気を知ることができます.
ワシントンDCと各地の科学博物館に,あらゆる年齢の2万人の数学愛好者を惹きつけたものは何でしょうか.

数学の月曜日(Math Monday)という動きがあります.以下にその特徴を述べます.
■楽しい: 子供たちに数学を楽しんでもらいたいので,自分の遊びたいものを選びます.
■無料:ゲーム費用を除いて,始めるのに何もかかりません.
■簡単:始めるのに少数の人々ででき,運営は週に数時間です.
■ボランティアが運営:両親を含み,教師には負担をかけません.
■すべての子供が対象:すでに数学を楽しんでいる数学の弱者だけでなく,すべての能力の子供たちのために.
■ソーシャル:私たちのゲームは子供たちが一緒に遊んで学ぶことを奨励しています.
■毎週(数学月曜日):数学サークルのような毎月のイベントを補完します.

数学の月曜日(MathMonday)をあなたの学校や家庭で始めましょうと呼びかけています.
数学の月曜日はとても良いことで,これは日本の小学校のカリキュラムと全く逆の動きです.
数学の月曜日のやり方は:
- 時間と場所を決めましょう.学生が誰でも来れるような多目的室や図書館のような広い公共スペースで,
昼食時に毎週実施することをお勧めします.
- 保護者のボランティアを参加させ,校長,学校,PTAの支援を受けます.
数学の月曜日で使える無料で提供できるいろいろなゲームがあります.
例えば,
1. ブロックス(プレーヤー4人)
テトリスのようなピースをボードに置き,領土を主張します.
空間的思考力を養います.
2. セット(プレーヤー2~6人)
色,形,数,模様を見て,セットを構成する3枚のカードを見つけます.
3. プライムクライム(プレーヤー2~4人)
素数の加算,掛け算,をし,1から101までピースを進めます.
4. ラッシュアワー
赤い車がでられるように混雑した敷地内で車を滑らせてグリッドロックを脱出.

■数学パズルは,論理,空間思考,計算技術を開発します.
次の問題に挑戦してください:
各式の4つの空所に,すべて1,2,4,7という数を入れて,式が成立するようにしてください.
□+□+□=□
□+□+1=□□
□□+□□=59
□□+14=□□
5□+□□=□5