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講演会おしらせ

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数学月間SGK通信 [2015.06.02] No.066
<<数学と社会の架け橋=数学月間>>
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日本数学協会・第14回総会および講演会のお知らせ
日時: 2015年 6月7日,
場所: 東京大学数理科学研究棟(駒場キャンバス)
11:30~12:30 総会
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13:30~15:40 講演会
13:30~14:30
「十年目の数学月間,これまでとこれから」,片瀬豊・谷克彦(SGK)
14:40~15:40
「視覚と錯視の数学からアート,そして画像処理」,新井仁之(東京大学)
講演会にどうぞお気軽にご参加ください.
協会員は無料ですが,協会員外は参加費2千円かかります.

*******(私の話そうとしていること)*******
数学月間は,数学から社会を見ると同時に,社会からの要請を数学側が知る機会でもあります.
国内外の数学月間テーマのトレンドを見ると,ビッグデータや統計学,複雑系や非線形,
モデリングやシミュレーションの話題です.
これらはすべてコンピュータを駆使した数値計算によって可能になった分野です.
これまでの数学とは違う新しい数学分野が生まれているところと言えるかもしれません.
1900年ポアンカレは,独立な因果列からなる可積分の方程式はごくわずかで,
大部分の方程式は非可積分(干渉し合う因果列)であると警鐘をならしました.
明日の一つの出来事には,今日の全ての出来事の影響が反映される世界です.
遠方の地で過去に起きた蝶の羽ばたきが,この地の明日の大風を引き起こす要因の一つになり得る
「バタフライ・エフェクト」の世界です.
ちょっとした初期パラメータの違いでカオスが起きるかもしれません.
これらは方程式を積分して関数で書き表すことは不可能ですが,
コンピュータを用いた数値計算で現象の追跡ができます.
モデリングとシミュレーションにより現実の現象を理解する
「現象数理科学」がさまざまな分野で発展しています.