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モワレ縞の応用

格子の重ね合わせで生じるモアレ縞の応用

(1)2つの同一な格子がわずかに傾いているときに生じるモワレ縞
  2つの格子の傾き2θが,生じるモワレ縞の間隔dからわかる.
  微小な交差角2θであるほど,モワレ縞の間隔変化は鋭敏になる.

(2)2つの格子は互いに傾いてはいないが,
わずかに格子間隔が異なるときに生じるモワレ縞
 1つの格子を標準にして,もう一つの格子間隔を測定する織物検査器などに利用されます.
 2つの格子の周期をそれぞれλ1,λ2とすると,モアレ縞の周期dは,これらの最小公倍数になる.

 $$\displaystyle \frac{1}{d}=\displaystyle \frac{1}{\lambda _{1 } }-\displaystyle \frac{1}{\lambda _{2 } }$$