数学月間を知っていますか


毎年,7月22日~8月22日が<数学月間>です.
22/7と22/8が,数学で重要な数であるπ=3.14...とe=2.71...に近いことに因んでいます.
この期間に,数学が我々の暮らしや社会を支えていることに思いを馳せようと言うわけです.
「漢字が読めないのは恥だが,数学など嫌いであたりまえ」と言ってはばからない大人がなんと多いことか!
決して,数学は社会と無縁のものではありません.
日本数学協会は,<数学月間>をこの期間に定め,数学に親しむイベントの開催を呼びかけて,今年で8年目です.
米国には,MAM(Mathematics Awareness Month)があります.毎年統一テーマを決めて,4月に実施されます.米国MAMは,1986年のレーガン宣言で始まり,今年の4月で27回です.
英国にも,MMP(MillenniumMathsProject)があります.
これらの紹介は,ここで,追々行いたいと思っています.
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さて,以下は今年の「数学月間懇話会」のお知らせです.
ご興味お持ちの方どうぞご参加ください.
詳しくは→ http://www.sugaku-bunka.org/ 数学月間の会

● 日時:7月22日(日),14:00-17:00
● 場所:東大駒場キャンパス,数理科学研究科棟,056号室
● 無料
プログラム:
●「数理化学の探検-化学の中の数学の世界」
細矢治夫(お茶の水女子大,名誉教授)
物理数学というものがあります。もちろん物理数学は化学でも活躍します。
では、化学数学というのは何をどう扱うのでしょうか。
●「じゃんけんの必勝法を論じて、あわせて統計的思考に及ぶ」
石黒真木夫(統計数理研究所,名誉教授)
世界は不確実なことだらけです.後出しはできないんです.
だから,確率や統計的思考を正しく学びましょう.
● 数学月間について意見交換
日・米・英の数学月間は,どのような活動でしょうか.
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(連絡先)
SGK(数学月間の会)世話人,日本数学協会幹事: 谷 克彦
e-mail: sgktani@gmail.com