中谷宇吉郎雪の科学館

中谷が雪の研究を進めたのには,シベリア出兵の時代で,雪や着氷などが軍事研究として必要だった背景がありますが,実際にやった中谷宇吉郎の雪の研究は基礎研究です.
この地に雪の科学館を設計した建築家は磯崎新です.

■氷の結晶模型はH-O-H分子が水素結合で連鎖しており,平面ではありませんが6角形が見えるでしょう.氷の結晶の内部構造の6回対称性が,樹脂状結晶成長にも反映され,成長した雪片の外形(「雪は天から送られた手紙である」というように上空の環境で様々な形の雪片が見られます)は,どれもすべて6回対称です.