2014/03/10
SGK通信(2014-07)テーマエッセイ
MAM2014
数学は,数学を使うものにミステリー感を十分与えてきた.なぜそうなるのか?それは文字通り魔法ともいえるだろう.手品や目くらましで伝統的な魔法と幻影は織りなされるが,誰でも数学の助けを借りて,神秘的なカードトリックを演じたり,オーダーメイドの魔方陣を楽しむことができる.だが,ジャグリングや電光石火の暗算のような,複雑で神秘的な活動も,数学の中に強く残っている.
2014年のMAMでは,30個のmagical,mysterious,mathematics現象を提示する.
こらは,幼い子供から専門の数学者まで,誰もが容易にわかり楽しむことができる.
4月中の毎日,新しい項目がwww.mathaware.orgに掲載される.入門ビデオは,その日のトッピックの強力なデモンストレーションになる.更に深い理解を望むものや教室での利用のためには,補足教材により,現象の底流にある数学が顕かにされ探検できる.
「mathematics,magic,mystery」の関連は,多作の著者マーティン?ガードナー( 1914-2010年)の1956年からのセミナー本の際立った歴史がある.
ガードナーは四半世紀以上にわたってアマチュアとプロの数学者の両方を喜ばす「数学ゲーム」と呼ばれるScientific Americanの非常に影響力のあるコラムを持っていた.
「数学がこれまでに持った最良の友人」とも称されるガードナーの生誕百年を祝うことは,魔法やミステリーに「ああ!」と感動する人々を先導する新世代に働きかけるMAMの活動と一致する.
http://www.mathaware.org/mam/2014/essay/
数学月間の会SGKのURLは,https://sgk2005.org/