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No.517 数学月間(第1日と第2日)

投稿日時: 08/01 システム管理者

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数学月間SGK通信 [2024.07.30] No.517
<<数学と社会の架け橋=数学月間>>
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毎年7月22日に始まる数学月間は,第1日目(7月22日),第2日目(7月27日)が終了しました.何しろ最も暑い時期です.今年は特に暑いので,会場に集まるのが大変,事務局としてはさらに大変です.第1日目(7月22日)と第3日目(8月5日)は集会(集会でもリモートは併用)にしましたが,中間の第2日目(7月27日)をリモートのみにしたのは正解でした.そうでなければとても体力が持ちません.

第1日目,第2日目は,既に終了しました.これらの講演の内容については公開していますので,https://sgk2005.org でご覧ください.また,8月5日に実施される第3日のプログラムも上記ウエブサイトにあるので,ご覧ください.多くの方々のご参加をお待ちしています.

ここでは,それぞれの回の始めに「数学月間の紹介」で話したことを書こうと思います:
■第1日目(7月22日)はとても暑い日であったし,新幹線の不通の影響で,来られなくなった方もおりましたので,2013年7月22日(第9回数学月間懇話会)のエピソードを思い出しました:
2013年7月22日(第9回)は、米沢から高校生の集団がバスで上京することになっていました。バスの駐車場は裏門ですので、会場の教室と正門の守衛さんと裏門とが作る3角形を、私は何度往復したことか。この距離は構内を端から端まで横断する距離です。ラグビー場やテニスコートの間を抜けて歩いていると、正午の太陽が頭上にあり頭がくらくらしました。
米沢からのバスは大幅に遅れたので、高校生たちも大変でした。弁当を食べる時間もなく、トイレのある建物に到達するのも大変で、本当に気の毒でした。講演会の始まる前に博物館など見学できるかと考えていたのですが、そのような余裕は全くありませんでした。
今年2024年の数学月間懇話会は第20回です。何故今年で第20回になるかというと、数学月間の会の発足は2005年、数学月間懇話会(毎年7月22日に実施)の第1回は、2006年7月22日にシーボニアにて行われ、続いてすぐに、第2回が同年8月6日に衆議院第二議員会館にて実施されたからです。これは片瀬さんの友人の小野晋也議員の尽力によるもので、小野晋也議員は、2008年次期総選挙に出馬しないと表明し引退されましたが、「財政再建と数学」に取り組もうとした真摯な方でした。片瀬さんの念頭には品質管理手法がありました。
注:小野晋也氏は、愛媛県新居浜市出身、東京大学工学部航空学科卒業。
「山田方谷の思想」の著書があります。
2008年(第4回)以降は、7月22日の数学月間懇話会の会場は、東大(駒場)数理科学研究科棟002教室になり、今年の第20回に至ります。

■第2日目(7月27日)はリモートのみで実施しました.
今回の講演者、河野先生と関係のある「数学月間懇話会」第4回2008年の話をしました。第4回2008年7月22日は、この年以降の数学月間懇話会の会場が、東京大学数理科学研究科棟002教室に固定された記念すべき年でもあります。この年の懇話会の3つの講演の一つは、「秘宝−数学的オブジェの照明」、岡本和夫・河野俊丈でした。翌年、第5回2009年7月22日の4つの講演の一つに河野先生の「宇宙のかたち」もあります。河野先生は、秋の企画講演2021年10月2日でも「重力レンズと特異点理論」の講演をされました。
これらのプレゼン資料や記録は https://sgk2005.org で見ることができます。

「秘宝ー数学的オブジェの照明」は、片瀬豊さんと第4回数学月間懇話会(2008年7月22日)にかかわりがあります。第4回数学月間懇話会では、片瀬豊さんらによるLEDランプによる幾何模型の照明が披露されました(片瀬豊さんは、東芝ライテックのOBです)。
幾何模型の写真は https://note.com/sgk2005/n/nf20da395dfa6 でご覧ください。
Fig
負の定曲率局面、高次元多胞体:乙部融朗(円通寺住職)などの写真があります。
幾何学模型は、1870年クンマーにより始まり、クライン、ブリムらを中心に、Martin Sshilling社で製作(1880-1932)されたと言います。
東大の幾何模型は、中川銓吉(東大)が1910年ごろドイツから輸入したものです。
2005-2006年に、杉森博司、ヤマダ精機制作の精密加工された模型・写真の展示が森美術館などで開催されたそうです。

(引用)数学月間懇話会(第4回)2008.7.22プレゼン.pdf

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