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数学月間SGK通信 [2024.02.27] No.509
<<数学と社会の架け橋=数学月間>>
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なかのZEROで子供カーニバルが開催されます.NPO法人数学月間の会は,
3月2日 万華鏡
3月3日 エジプト紐
3月10日 正多面体
で参加します。
子供から大人まで多くの方のご参加をお待ちします。
このイベントへの参加申し込みは、主催の中野ZEROのウエブサイト(以下)にあります.
https://www.nicesacademia.jp/news/%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%AEzero%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%AB2024/
●3月2日(土)対称性を学んで万華鏡を作ろう 担当(谷克彦)
2回実施(午前10:00-11:30・午後14:00-15:30)
万華鏡の美しい映像が私たちの心をとらえる理由は,時間の流れとともに「透明な琉球色ガラス屑」の流れが映し出す
「千変万化する一度きり」の映像に生命を感じるからでもありましょう.
万華鏡の舞台を生み出す仕組みは,「対称性」(規則的な繰り返し模様の数学)で理解できます.
今回作る万華鏡は,12回回転対称の打ち上げ花火のような映像が見られます.テキスト:万華鏡の不思議https://sgk2005.org/cabinets/cabinet_files/download/88/8a40fe393072d252cf2a579e720c8d0c?frame_id=126
映像↓
https://youtu.be/VgNGY38opS0
数学月間は,数学が社会の色々な分野を支えていることを説明し,数学への共感を高揚することを目的としています。
万華鏡はそれ自体,美しくて面白いのですが,対称性の数学は結晶学や固体物理学の基礎になっている重要な数学である
ことを知り,興味を持ってもらうことを狙っています。
材料の準備に手間がかかりましたが,今日,3月2日に使用する30人分の準備が完了しました。
画像https://sgk2005.org/wysiwyg/image/download/6/2513/medium
●3月3日(日)幾何の源流エジプト紐であそぼう 担当(亀井喜久男)
2回実施(午前10:00-11:30・午後14:00-15:30)
縄を張って測地したのは古代オリエントの知恵です.幾何学の源流に触れましょう.3辺の長さが決まれば3角形が決定します.色々な角度が作れます.検地や口分田などでも用いられた方法です.校庭でハンドボールのコートを描いたりもできます.
手順を繰り返し,正方形,長方形,正3角形,正6角形などを作ったりしましょう.
時計の文字盤のように円周を12 等分したエジプト紐でどのような角度が作れるのでしょうか.
・正3角形,2等辺3角形,直角3角形を作りましょう。
・平行4辺形,凧型,正方形,長方形,菱形
・正6角形,6角星形ダビデの星,1
・正 5 角形,正 8 角形を描くのはとても難しいです.
画像https://sgk2005.org/wysiwyg/image/download/6/2515/medium
●3月10日(日)正多面体を作ろう 担当(小梁修)
午前10:00-11:30 正12面体模型
午後14:00-15:30 星型正12面体
プラトンの立体と呼ばれる凸正多面体が5つあることはご存じでしょう.美しい正多面体はこれだけではありません.
美しい星型正多面体など色々あります.
午前の組は,正 12 面体を組み立て,正 12 面体の体積を分割して理解します.
午後の組は,星型小 12 面体を組み立てます.この組み立てはなかなか難しい.星型多面体は凸正多面体とは違い高次元にあり,不思議な美しさがあります.
画像https://sgk2005.org/wysiwyg/image/download/6/2512/big
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