■2014/10/01----------------------------------------------------------------------------------------------
化学の日について
「化学の日」10月23日は,化学4団体が昨年制定しましたが, アボガドロ数$$6.02×10^{23}$$に因んでいます.これもやはり米国が 先でNational Mole Foundationが10月23日をMole Dayと定め盛んな活動が行われているそうです.
以下は,化学と工業,Vol67-9,2014,玉尾皓平氏(日 本化学会前会長)の記事からの抜粋です・・・・・・・
◆2年前の会長就任時に提案した2つの具体的提案を紹介します。
「全国一斉オープンキャンパス」:これが 「化学の日」と直結する提案です。各大学. 研究機関や化学企業で独自に行っているオープンキャンパスやオー プンファクトリーを,「化学の日」「化学週間」にできるだけ 曰程を合わせて一斉に実施いただくことで,国民的イベントとして 認知度を高めようとの取組みです。
「『夢・化学-21』の全国統一ブランド化」: 「夢・化学-21」キャンペーンの強化策として,そのロゴマークを意匠登録し,上で述ベたようなこれまでの すべての化学啓発活動にロゴマークを付してビジビリティの向上を 目指すものです。
いずれもいわば全国区の活動ですが,期間限定型で集中的に盛り上 げる企画と,通年活動型で全国津々浦々いつでも「夢・化学-21 」ロゴマーク付きのイベントが行わ れている,という性格の異なる活動を2つ準備し,足並みをそろえ て最大の効果を狙おうとする点が特徴です。提案4団体だけではな く,経済産業省や文部科学省,さらにはマスコミ関係者の賛同も得 ており,産学官一体となった初めての本格的な取組みで,化学の啓 発活動,市民権獲得にとっての決め手となるものと期待しています 。
◆「化学の日」「化学週間」のイベントは?
「化学の日」を長く定着させるためには. 活動現場に新たなロードを課さないことが 重要と考えます。新たに企画するのではな くて,現在行われているイベントの開催日 をできるだけ「化学の日」「化学週間」の 日程に合わせていただくことで.最大の効 果を上げようとの考えです。すでに,各支 部や産業界に対して,日程調整のご協力を お願いしています。
ただ,初年度の今年は,「化学の日@開成学園」「化学週間@東京 大 学」「子ども実験ショー@近畿」などのキックオフイベントを企画 中です。
また,各種一般紙や月刊誌「ニュートン」「化学」「現代化学」「 子供の科学」などへのPR記事掲載の企画も進んでいます。