投稿日時: 2022/12/23
システム管理者
2014/10/28
037_因果律ピエール・キューリーの原理
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ことしは結晶学の生誕100年にあたります
結晶にX線ビ?ムを照てると,
結晶がブロック積みのような周期的な構造なら回折が起こります.
(結晶内部の繰り返し構造の周期と,X線の波長が好都合なことに同程度だったのです)そう考えたのはラウエでしたのでこの実験をラウエの実験と言います(1912年).X線がレントゲンにより発見(1895年)されて間もない頃でした.
結果として得られたラウエの回折像には,その原因になった結晶内部の対称性が反映されているべきです.これは「キューリーの原理」という因果律です.
回折像を撮影して,小さくて目に見えない(~nm)結晶の内部構造の解析をしたのがブラック親子(1913年)です.
レントゲン(1901),ラウエ(1914),ブラック(1915),それぞれノーベル賞をもらっています.