数学的追補

投稿日時: 2022/11/05 システム管理者

群$$G$$はその部分群$$H$$に関して剰余類の直和に展開(ラグランジュ展開)できる.特に,$$H$$が正規部分群である場合が重要で,剰余類は$$H$$を法として群(商群)$$G/H$$をなす.

逆に,$$\{a_1,a_2, \dots,a_r\}=G^*$$とし,正規部分群$$H$$を群$$G^*$$で拡大して群$$G$$を得る.

正規部分群$$H$$を群$$G^*$$で拡大して群$$G$$が得られるのだが,$$G^*$$も正規部分群である場合は直積;$$G^*$$が非正規の部分群である場合には半直積;$$G^*$$が$$H$$を法として群となる(モジュラー群)の場合には条件積;で表現する.